2015年12月19日土曜日

(1)火星の大気中のCO2の質量は、地球の大気中のCO2の質量より多いのに、火星は冷たい。

石炭火力発電所が出した二酸化炭素CO2の温室効果で地球温暖化して大変だと大騒ぎして煽るのがマスコミで流行っているが、何時頃だったか、だから原子力発電所を増やせと言い出した頃から疑問を感じるようになった。疑問点を列挙する。

(1)地球より二酸化炭素が沢山ある火星の温室効果は、地球の温室効果よりずっと少ない。
Wikipedia で『火星の大気』を検索すれば出てくるが『地球の大気の質量は5148テラトンであるのに比べて、火星の大気の質量は25テラトンである。』
地球の大気中の二酸化炭素は 400ppm だから、全部で5148兆トンなら、
(5148)*(400*10^-6) = 2.059 兆トンの二酸化炭素CO2が地球の大気中に存在する。
火星の大気中の二酸化炭素は95%で、全部で25兆トンなら
(25)*(0.95) = 23.75兆トンの二酸化炭素CO2が地球の大気中に存在する。
((25)*(0.95))/((5148)*(400*10^-6)) = 11.53 火星の大気中の二酸化炭素CO2は地球の11.53倍ある。

二酸化炭素の毛布の重さを、単位面積当たりで計算すると、差が分かりやすくなる。
地球の場合は
(5148*10^12)*(400*10^-6)/(4*pi*(6400*10^3)^2)*1000 = 4.00 kg/m^2
1平方メートルあたり4kgの二酸化炭素の毛布を被っている。

火星の場合は
(25*10^12)*(0.95)/(4*pi*(3400*10^3)^2)*1000  = 163.5kg/m^2
1平方メートルあたり164kgの二酸化炭素の毛布を被っている。

惑星の温室効果による温度上昇は二酸化炭素の面積当たりの重量比の自然対数となると仮定すると
火星温暖化は、地球温暖化の ln(163.5/4) = 3.7 倍の温度上昇となる。
地球は-18℃となるべきものが、+15℃となり、33℃の温度上昇だから
火星の温度上昇は122℃となる。
温室効果が無い場合、火星の平均表面温度は-57℃と言われているので
温室効果により、火星の平均表面温度は+65℃となってしまうが
実際には、温室効果は僅か10℃しかなく、火星の平均表面温度は-47℃しかない。



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